上生菓子

枯れ草の根元に小さくかたい、ふきのとうを見つけました。
手に白い息を吹きかけながら…小さな春の訪れを楽しみました。
凍てつく空気をかきわけて、さっそうと萌え出た若草や
わらびやつくし、早咲きの花々…
遠い春風を呼んでくれそうです。

 
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各189円(税込)
販売期間:2/1〜2/29
 
 
 

●初音(はつね)

  ●梅香る(うめかおる)  
 

緑色煉切を白煉切でぼかし、皮むき餡を包み、布巾絞りして、鳥形に整え、胡麻の目と桃色煉切の花びらを箸切りでつけました。

寒さの揺るいだ日、庭の木にやってきたウグイスがひと鳴き、美声を奏でます。
「ホーホケキョ…」もう間もなく、春が訪れます。

 

朱色煉切を白煉切でぼかし、北海こし餡を包み、梅型で抜いて、黄色煉切のしべをつけました。

梅は花の先駆けとも云われます。
春一番に咲き、美しい花とほのかに甘い香りをあたり一面に贈り届けてくれます。

 
         
  ●水温む(みずゆるむ)   ●乙女椿(おとめつばき)  
 

白薯蕷生地で北海こし餡を包み、小判型に整え蒸し上げて、水色を筆がきし、蛇籠の焼印を押して、桃色の新挽粉をつけました。

雪もとけて、水も温み始め…
小川のほとりの木々も花芽をふくらませ、春が来る準備を始めたようです。

*特定原材料…やまいも

 

薄桃色煉切を白煉切でぼかし、線筋板に押して栗餡に巻き、黄色煉切のしべをつけて、緑色羊羹の葉をそえました。

まだ白い雪が残る中、真っ赤な椿の花が開きました。色鮮やか、あでやかに…
まるでほほの赤らんだ乙女のように…言いようのない華やかさがただよいます。

 
         
 

●下萌え(したもえ)

  ●花すいせん(わかたけ)  
 

丹波大納言かのこ豆で、求肥を芯に入れたこし餡を包み、つや天をかけ、桃色・黄色・緑色・白煉切そぼろをのせ、氷餅をまぶしました。

雪の下では、草花の芽がいまや遅しと、春を待ちわびています。
丹波大納言かのこ豆を大地にみたて、我先に芽ぶこうとしている様子を表しました。

 

黄色きんとんと緑色きんとん生地をふるいだし、つぶ餡につけて、白煉切の花と黄色羊羹のしべにてスイセンの花をつけました。

ひんやりと張りつめた空気の中で、凛として何事にも動じないような早春の花、水仙。
雪の中、寒さにも負けず上品に咲いている様子をみずみずしいきんとんにて表しました。

 
         
*ぼかし…二つの色の境目をぼかすことをいいます。