福島「柏屋薄皮饅頭」

黒船が来航する一年前の嘉永五(1852)年、柏屋の初代本名善兵衛は「病に薬がいるように、健やかな者に心のなごみがいる」との思いから、奥州街道郡山宿の薄皮茶屋にて、餡がたっぷりで、皮の薄い饅頭を考案しました。柏屋薄皮饅頭の誕生です。そのおいしさは評判となり、わざわざ遠回りしてでも食べたい名物饅頭となりました。

百六十四年 培った技術、そして職人の技から「こしあん」「つぶあん」、ふたつの餡は生まれます。十勝産小豆の自家製餡、上品でなめらか、口どけのよさとさらっとした甘味が身上の「こしあん」、甘さひかえめ、小豆本来の素朴な風味と、ふっくらとしたつぶの食感が楽しめる「つぶあん」。

ふたつの自家製餡を存分に楽しんで頂けるよう、その名の通りの薄い皮で包んでいます。「こしあん」、「つぶあん」それぞれに合った薄さで餡のおいしさを包み込みます。餡と皮の黄金比といわれる絶妙なバランスをお楽しみください。

創業以来百六十四年、「まごころを包む」を饅頭づくりの原点に、その時代、時代に合わせたおいしさで、喜びを提案してまいりました。これまで、柏屋薄皮饅頭をご愛顧くださいました皆々様へ、心より感謝申し上げます。全国各地の皆様に、「ふくしまにおいしい名物あり」と言っていただけるよう、さらに、おいしさに磨きをかけてまいります。

「ふくしま名物」、これまでも、これからも。